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フランスがウスマノフ氏の制裁解除を要求、EUは対ロシア個人制裁を1週間のみ延長

フランスがスロバキアに続き、ロシアのオリガルヒアリシェル・ウスマノフ氏をEU制裁リストから除外するよう要求した。背景にはアゼルバイジャンに拘束されているフランス国民の解放交渉があるとされる。これによりEUは14日、プーチン大統領やラヴロフ外相を含む個人制裁を1年ではなく1週間だけ延長した。ウクライナの外相は制裁解除に反対する声明を出している。

要点

  • フランスがスロバキアに加わり、ロシアのオリガルヒアリシェル・ウスマノフ氏のEU制裁リストからの除外を要求した
  • フランスの要求の背景には、アゼルバイジャンに拘束されているフランス人複数名の解放に向けた交渉があるとされる
  • EU大使らは9月14日、対ロシア個人制裁の合意に達せず、9月22日まで1週間のみ延長した
  • スロバキアはウスマノフ氏とミハイル・フリードマン氏の両名の除外を求めていた
  • ルクセンブルクはウスマノフ氏が除外された場合、フリードマン氏の除外も求めると示唆した
  • ウクライナのシビハ外相は、EUに対しロシアのオリガルヒへの制裁を解除しないよう呼びかけた
  • ウスマノフ氏を制裁リストから外せば、捕虜解放と対ロシア制裁緩和が直接結びつく初の事例となる
  • EU大使らの次回会合は9月22日に予定されている

なぜ重要か

この案件は、捕虜解放がロシアのオリガルヒに対するEU制裁緩和に直接結びつく初の事例となり得るという点で重要である。計画されていた1年間の制裁延長がわずか1週間への短縮に追い込まれたことで、EU内部の深刻な意見対立が露呈した。さらにルクセンブルクがウスマノフ氏除外ならフリードマン氏も除外と示唆したことで、各国の個別の要求が連鎖し制裁体制全体が骨抜きになるリスクが生じている。ウクライナのシビハ外相が公に反対の声を上げたことで、キエフとパリの立場が対立する構図も明確になった。

何が起きたか

9月14日、EU大使らは対ロシア個人制裁の延長について協議したが、合意に達することができなかった。当初は制裁を現行の6か月から1年間に延長する計画だったが、フランスの要求を受けて計画は頓挫した。フランスは前日、スロバキアに続いてオリガルヒのアリシェル・ウスマノフ氏を制裁リストから除外するよう求め、その背景にアゼルバイジャンで拘束されているフランス国民の解放交渉があると報じられた。スロバキアはウスマノフ氏とフリードマン氏の両名の除外を求めていた。結果としてEUは制裁を9月22日まで1週間だけ延長し、追加交渉の時間を確保した。ルクセンブルクは、ウスマノフ氏が除外されればフリードマン氏の除外も求めると通告した。ウクライナのシビハ外相は、ロシアのオリガルヒへの制裁を解除しないようEUに呼びかけた。匿名のフランス外交官は匿名で声明を出したが、他のEU加盟国はパリが自らの立場を十分に説明していないと不満を漏らしている。次回会合は9月22日に予定されている。

報道の食い違い

出典の間で、FTがウスマノフ氏問題に関するフランスの動機を報じる際に依拠した情報源の数について食い違いがある:1つの報道は3名の情報源を引用しているが、別の報道では具体的な人数が示されていない。

背景

EUは2022年、ウクライナの「領土一体性、主権、独立を損なうまたは脅かす」人物に対する制裁として、ウスマノフ氏に対する金融制限と渡航禁止を課した。彼の対ロシア戦争への物的支援が理由とされた。EU大使らは個人制裁を現行の6か月から1年に延長する計画だったが、9月14日にフランスがスロバキアに同調したことで合意に至らず、9月22日までの1週間延長に落ち着いた。スロバキアは9月14日にフランスが同調する前から、すでにウスマノフ氏とミハイル・フリードマン氏の両名の除外を求めていた。