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ウクライナのブダノフ長官、10月の3者協議再開を表明 キーウでYES会議

ウクライナのブダノフ大統領府長官は9月12日、キーウで開かれたYES会議の場で、ウクライナ・米国・ロシアの3者和平協議の新ラウンドが10月に開催される可能性があると述べた。インタファクス・ウクライナに対し「準備している。10月に向けて」と語った。協議は3者形式で実施され、議題には黒海航行や民間インフラへの攻撃減少が含まれる見込み。ロシアのラブロフ外相は同日、交渉には応じる用意がある一方、戦闘は停止しないと述べた。

要点

  • ブダノフ大統領府長官が9月12日、キーウのYES会議で3者協議の新ラウンドが10月にも行われる可能性があると発言
  • 協議はウクライナ・米国・ロシアの3者形式で、開催地は未公表
  • ブダノフ氏は「米国側は根本的に新しい提案を示さなかった」と述べた
  • 主な議題は黒海航行と民間・重要インフラへのロシア攻撃の削減
  • ロシアのラブロフ外相は9月12日、交渉には応じるが戦闘は止めないと表明
  • ゼレンスキー氏は6日、訪ウした米国特使と3ラウンドの協議を実施したと報告
  • ロシア下院選は9月18〜20日に予定されており、その前に3者会談は行われない見込み
  • 前回の完全な3者ラウンドは2026年2月に開催されていた

なぜ重要か

ブダノフ長官の発言は、2026年2月以来実質的に停止していたウクライナ・米国・ロシアの3者協議形式が再起動されつつあることを示す。10月開催の可能性に言及したことで、戦争終結に向けた具体的な動きが今後数週間で出るというキエフの期待が示された。一方でブダノフ氏は米国側から「根本的に新しい提案」はなかったと述べており、キエフが協議の現状をどう評価しているかがうかがえる。

何が起きたか

9月12日、ウクライナのブダノフ大統領府長官はキーウで行われたYES(ヤルタ欧州戦略)会議の場で、インタファクス・ウクライナに対し、ウクライナ・米国・ロシアの3者和平協議の新ラウンドが10月にも行われる可能性があると語った。形式は3者で、開催地はまだ明かされていない。ブダノフ氏は交渉プロセスの再開に自信を示し、米国側の最近の訪ウ時に「根本的に新しい提案」はなかったと述べた。同日、ロシアのラブロフ外相は交渉には応じる用意がある一方、戦闘は停止しないと表明。ゼレンスキー氏は9月6日に訪ウしたウィトコフ、クシュナー両米特使と3ラウンドの協議を行ったと報告し、米国側から「非常に良い、価値ある提案」があったと述べていた。また9月10日には、9月20日に予定されるロシア下院選の前に3者会談は行わないと語っていた。

ウクライナメディアの見方

ウクライナ側の発信はブダノフ氏の今回の発表を中心に構成されている。供給されたすべての情報源がウクライナ語・ウクライナのメディアであり、10月の3者協議に向けた準備が進行中であること、協議プロセスが「再開された」ことが強調されている。また、黒海航行や民間インフラへの攻撃削減といった具体的議題への期待、ウクライナの欧州安保アーキテクチャーへの積極参加方針、戦争中に支援した国への相互支援の意向も前面に出されている。

報道の食い違い

一部の報道は計画中の10月の3者協議ラウンドを2026年10月と記載しているが、他の大半の情報は単に「10月」としており、現在の文脈から今年の10月を指すと解釈できる。日付の食い違いはあるが、協議の開催自体については情報源間で大きな見解の相違はみられない。

背景

前回の本格的なウクライナー米国ーロシア3者協議ラウンドは2026年2月に行われ、その後交渉プロセスは事実上停止していた。9月5日には米国のウィトコフ、クシュナー両特使がモスクワでプーチン氏と会談(3時間超)、翌6日にはキーウでゼレンスキー氏と会談した。ロシアの下院選は9月18〜20日に予定されている。