ゼレンキー大統領、駐米ウクライナ代表とトランプ米大統領の特使との会合日程を「近く発表」と表明
2026年9月3日、ウクライナのゼレンキー大統領は夜のビデオ演説で、米国のトランプ大統領の代表者との会合について暫定日程が合意されたと発表した。米国側はモスクワとキエフの両方で会談を行うことを確認しており、ウクライナ側は数日中にキエフで代表団を迎える見込みだ。交渉を担当する特使らはスティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏と報じられている。
要点
- 2026年9月3日、ゼレンキー大統領は夜のビデオ演説で会談日程を発表した
- 米国側はモスクワとキエフの両方で会談を行うことを確認した
- ウクライナ側は数日中にキエフでの会談を開催する見込み
- 会談の暫定日程はすでに合意済み
- 米側の特使として言及されているのはスティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏
- ゼレンキー氏はウクライナと米側の連絡が事実上24時間体制で続いていると述べた
- 8月31日、ゼレンキー氏はウィトコフ氏とクシュナー氏と電話会談を行った
なぜ重要か
ゼレンキー氏が公に「トランプ氏の使節がモスクワには何度も訪れたがキエフには一度も来なかった」と非難してきた経緯があるため、今回のキエフ訪問は米ウ双方間の摩擦解消にとっても象徴的となる。同時にモスクワとキエフの両方で並行して交渉が進むことは、米国が戦争当事者の双方と関与しながら和平仲介を加速させていることを示唆する。
何が起きたか
9月3日夜のビデオ演説でゼレンキー大統領は、駐米ウクライナ代表とトランプ米大統領の代表者との会談について暫定日程が合意されたと発表した。同大統領は交渉を担当する自身のチームとの協議を行ったことも明らかにし、米国側との連絡が「事実上24時間体制」で維持されていると述べた。米側はモスクワとキエフの両都市で会談を行うことを確認しており、ウクライナは数日中のキエフ訪問を想定している。報道によれば米側の特使はスティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏。ゼレンキー氏は8月31日に両氏と電話会談を行っており、その際にキエフ訪問の準備が進められていると述べていた。
背景
8月25日にはジョン・ラトクリフ米CIA長官がモスクワを訪問し、トランプ氏はその訪問が「何かを生み出すかもしれない」と述べた。8月31日にはスコット・ベッセント米財務長官がG20サミットの場でロシア財務長官と会談し、トランプ氏のウクライナ和平計画について協議した。報道によれば、ウィトコフ氏とクシュナー氏はウクライナ独立35周年記念行事に合わせてキエフを最初に訪れる可能性があったが、キーウへの攻撃激化により「延期されたが中止ではない」と伝えられていた。ゼレンキー氏はトランプ氏の使節がモスクワには何度も訪れたがキエフには一度も来なかったと「失礼だ」と批判していた。