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チハノフスカヤ氏「ルカシェンコはプーチンにベラルーシの領土・インフラを提供する用意がある」と国連総会で述べる

ベラルーシの野党指導者スヴャトラナ・チハノフスカヤ氏は、ニューヨーク国連総会の高級別週間に合わせ、ウクライナへの北からの攻撃にプーチン大統領がベラルーシの領土・物流・インフラを利用できるようルカシェンコ大統領が喜んで提供する用意があると述べた。両氏の関係は「共生的な友情」であり、引き離すのは不可能だと主張した。ベラルーシのインフラは既にロシアによって利用されており、ウクライナ国境だけでなくEU国境沿いにも中継施設が置かれているとも警告した。

要点

  • チハノフスカヤ氏はニューヨーク国連総会の場です取材に応じた
  • ルカシェンコ氏はプーチン氏に北国境からのウクライナ攻撃のためベラルーシの領土・物流・インフラを提供する用意があるとの認識を示した
  • 両氏は「共生的な友情」で結ばれており、引き離す試みは無意味だと述べた
  • ベラルーシの物流・ドローン誘導用アンテナは既にロシアに利用されている
  • 中継施設はウクライナ国境だけでなくEUとの国境にも設置されている
  • ベラルーシ軍が対ウクライナの進攻行動に参加する可能性は低いとも述べた
  • 500〜600社のベラルーシ企業が光学機器やマイクロチップを製造し、制裁を迂回してロシア軍需産業に部品を供給している

なぜ重要か

チハノフスカヤ氏の発言は、ロシアの戦争を支援するベラルーシの関与について、野党側の証言を提供する。ウクライナの北国境に加えてEU・NATO諸国への脅威が及ぶ可能性を指摘し、ベラルーシの産業・物流が対露制裁の迂回に使われている実態を明らかにする。ルカシェンコとプーチンの関係を「共生」と表現し、両者を外交的に分離させる期待を打ち消す点は、国連総会でのベラルーシの役割に関する議論にも直結する。

何が起きたか

ベラルーシの野党指導者スヴャトラナ・チハノフスカヤ氏は、ニューヨークで開催中の国連総会高級別週間に合わせて、ウクライナへの北からの攻撃にプーチン氏がベラルーシの領土・物流・インフラを利用できるようルカシェンコ氏が喜んで提供する用意があると述べた。同氏は両氏の関係を「共生的な友情」と特徴づけ、引き離す試みは無駄だと主張した。ベラルーシの物流やドローン誘導用のアンテナは既にロシアに使われており、中継施設はウクライナ国境だけでなくEU諸国との国境にも設置されていると警告した。同氏はさらに、ウクライナ国内に反ウクライナ感情はないとして、ベラルーシ軍が攻撃行動に参加する可能性は低いとの見方も示した。一方、500〜600社のベラルーシ企業が光学機器やマイクロチップを製造し、制裁を迂回してロシアの軍需産業に部品を供給し、石油製品もロシアに届けていると述べた。ルカシェンコ氏はプーチン氏への恐怖から行動しているとしながらも、ウクライナの勝利を望んでおり、ウクライナの勝利はプーチン氏弱体化により自身の政権への支援が減るため「自分にとって catastrophe(破滅)」だと主張した。チハノフスカヤ氏は9月21日にラトビアとEUが主催した「ベラルーシ:ロシアの対ウクライナ戦争への共犯者、国際安全保障への脅威」と題する閣僚イベントにも参加していた。

ウクライナメディアの見方

ウクライナの主要メディアは一様にチハノフスカヤ氏の発言を、ロシアの戦争へのベラルーシの共犯性に関する権威ある野党の証言として報じた。ウクライナ報道はウクライナへの北からの脅威と欧州諸国への脅威を中心に取り上げ、制裁迂回を行うベラルーシ企業の役割を強調し、ルカシェンコ氏とプーチン氏の不可分性と同氏のロシアへの依存に焦点を当てた。

背景

9月21日、国連総会高級別週間中にラトビアとEUが主催し、ウクライナなどが参加した「ベラルーシ:ロシアの対ウクライナ戦争への共犯者、国際安全保障への脅威」と題する閣僚イベントが開催され、チハノフスカヤ氏も出席した。ニューヨークでの国連総会高級別週間には、ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領を含む130人以上の国家元首・政府首脳が出席している。また、9月初旬にもチハノフスカヤ氏は、ロシアがNATO諸国への挑発やさらなるエスカレーションのためベラルーシの領土・軍事インフラを利用する可能性があると述べていた。