リトアニア大統領、欧州のドローン事案はウクライナ支援国へのロシアの報復と指摘
リトアニアのギタナス・ナウセーダ大統領が、ロシアがドローンをバルト諸国やポーランド領空へ意図的に逸脱させている可能性があると述べ、ウクライナ支援国に対するクレムリンの報復だと主張した。発言は、NATO哨戒任務の戦闘機が15日の夜にベラルーシ側から侵入してきた無人機をリトアニアで初めて撃墜した数日後に行われた。16日、リトアニア外務省はベラルーシ側の代表を呼び出し、抗議の覚書を提出した。
要点
- リトアニアのナウセーダ大統領は、ロシアがドローンをバルト諸国領内へ意図的に逸脱させている可能性があると述べた
- ナウセーダ氏は、ドロシアの意図的な挑発はウクライナ支援国への「報復」だと強調した
- 15日の夜、NATO哨戒任務の戦闘機がベラルーシ側から侵入した無人機をリトアニア上空で初めて撃墜した
- 墜落現場では爆発物が発見され、軍工兵が処理した
- 16日、リトアニア外務省はベラルーシの代表を呼び出し、国境と領空侵犯に対する抗議の覚書を提出した
- ナウセーダ氏は、ロシアはNATOとの直接対決を求めていない可能性が高いとの見方を示した
なぜ重要か
NATO加盟国の首脳が、バルト地域における最近のドローン侵入事案を、ロシアによる組織的な行動だと公に断定したことで、ウクライナ支援に対するロシアの圧力がNATO領域にも及んでいるとの認識が改めて示された。
何が起きたか
リトアニアのギタナス・ナウセーダ大統領はLRTとのインタビューで、欧州における一連のドローン事案はウクライナ支援国を罰するためのクレムリンの新たな試みだと述べた。ナウセーダ氏は、ロシアがNATOとの直接衝突を望まず、ウクライナへの最も強力な支援国を標的にしていると指摘。発言の数日前となる15日の夜、NATO哨戒任務の戦闘機がベラルーシ側からリトアニア領空へ侵入してきた無人の無人機を初めて撃墜していた。墜落現場では爆発物が発見され、軍工兵により処理された。16日、リトアニア外務省はベラルーシの代表を呼び出し、国境および領空の侵犯に関する抗議の覚書を提示した。
ウクライナメディアの見方
ウクライナ語の報道は、リトアニア大統領による「ドローン事案はウクライナ支援国を罰する意図的なロシアの試み」という枠組みを強調し、ロシアの行動がますます攻撃的になっているとの同氏の見解を大きく取り上げた。
報道の食い違い
提供された事実からは、リトアニアのドローン事案について二つの相反する見解が浮かび上がる。一つはナウセーダ氏の発言に見られる、ウクライナ支援国を罰するための意図的なロシアの行為とする見方。もう一つは、撃墜されたドローンはおそらくウクライナを標的としたロシア製「Gerbera」で、ウクライナの電子戦によってコースから外れた可能性があるとする、同氏自身とされる後の発言や、ウクライナ外相シビハ氏による「調査の結果、ロシア電子戦により侵略国内の標的から逸れたウクライナのドローンだった」とする説明である。
背景
提供された情報によると、これまでもバルト三国のうちラトビアとエストニアの上空でドローンが撃墜された事例がある。イタリアの首相は「絶え間ないロシアの挑発」を「ある種の神経過敏」の兆候と表現したとされる。