公開: · 更新:

ポーランド外相、自身でも米とジャムの備蓄 ロシアとの紛争に備えNATOの抑止力強化を呼びかけ

ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相は、ポ紙ファクトのインタビューで、ロシアとの軍事的衝突の可能性に備え、避難所の場所を確認し、自宅に米や自家製ジャムの備蓄があると述べた。同時に、NATOは純粋な防御同盟であり、ロシアの侵略を抑止する準備が必要だと主張し、グルジアやウクライナへの攻撃をプーチンの前例として挙げた。リトアニアのミンダウガス・シンクビチウス首相はロシアの脅威に対する避難計画策定を明かし、ポーランドのウォワディスワフ・コシニャク=カミシュ国防相はリトアニアへの避難支援を表明した。

要点

  • ポーランド外相ラドスワフ・シコルスキ氏がファクト紙のインタビューで、紛争に備え米・ジャムを備蓄し避難所を確認したと述べた
  • シコルスキ氏はNATOは純粋な防御同盟で、グルジアやウクライナへのロシアの行動を背景に抑止の準備が必要だと主張した
  • ロシアとNATO諸国の戦争が近いかどうかはウラジーミル・プーチン氏のみが知っていると発言した
  • リトアニア首相ミンダウガス・シンクビチウス氏がロシア脅威への避難計画を策定したと述べ、攻撃されても降伏しないと表明した
  • ポーランド国防相ウォワディスワフ・コシニャク=カミシュ氏がリトアニアへの避難支援を表明した

なぜ重要か

NATO加盟国の外相が、紛争の可能性に個人的に備えていると公に述べたことは、ロシア・NATO間の軍事的衝突が現実的な可能性として上層部にも認識されていることを示すシグナルである。さらに、グルジアとウクライナへのロシアの侵攻をNATO抑止の必要性の根拠として直接言及したことで、ウクライナの現状が同盟全体の議論の中で前面化された。

何が起きたか

ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相は、ポーランド紙ファクトのインタビューに応じ、軍事的衝突の可能性に個人的に備えていると述べた。具体的には、米や自家製の果物ジャムの備蓄、自宅の手押しポンプ、最も近い避難所の確認、安全の手引きの確認を挙げた。ロシアとNATO諸国の戦争が差し迫っているかという質問には、「それを知っているのはウラジーミル・プーチンただ一人だ」と答えた。NATOについては純粋な防御同盟であり、プーチンがグルジアで行い、現在ウクライナで行っていることを繰り返した場合に備えて抑止できる状態が必要だと主張した。同氏は以前、NATOへの攻撃があれば同盟は防御と攻撃の両面で対応するとロシアに警告したと明かしている。背景として、リトアニア首相ミンダウガス・シンクビチウス氏がロシアの脅威に対する避難計画の策定を公表し、攻撃されても降伏しないと表明。ポーランドのウォワディスワフ・コシニャク=カミシュ国防相はリトアニアへの避難支援を表明した。

ウクライナメディアの見方

ウクライナの「欧州公共放送」がファクト紙のインタビューを報道し、ウクライナの隣国がウクライナが直面してきたのと同種の脅威に備えているという構図で伝えた。シコルスキ氏がNATOの備えの根拠として挙げたグルジアとウクライナへのロシアの行動は、ウクライナをNATO全体の抑止議論における脅威の実証として位置づける枠組みとなっている。

背景

リトアニアのミンダウガス・シンクビチウス首相は、ロシアの脅威に対する避難計画を策定済みだと述べ、攻撃された場合でも降伏しないと明言した。ポーランドのウォワディスワフ・コシニャク=カミシュ国防相は、ロシアの攻撃が発生した場合にはリトアニアへの避難支援を行う用意があるとした。