EU拡大作業部会、10月20日にウクライナとの交渉クラスター4・5の審査結果を議論
EU理事会の拡大作業部会(COELA)は10月20日にブリュッセルで会合を開き、ウクライナのEU加盟交渉におけるクラスター4「グリーンアジェンダと持続可能な接続性」およびクラスター5「資源・農業・結束政策」のスクリーニング結果を審査する。すでに6つの交渉クラスターのうち4つが開かれており、残る2つのクラスターの年内オープンが焦点となっている。
要点
- 10月20日、EU理事会の拡大作業部会(COELA)がブリュッセルで会合を開き、ウクライナのクラスター4・5のスクリーニング結果を審査する
- クラスター4は「グリーンアジェンダと持続可能な接続性」、クラスター5は「資源・農業・結束政策」を対象とする
- 現在6つの交渉クラスターのうち4つが開かれており、4と5が未開放の最後の2つ
- 10月13日にEU理事会が新たに2つのクラスターを正式にオープンしており、そのためにヴェルホフナ・ラーダはハンガリーの拒否権解除のため教育法の改正を承認した
- 欧州・ユーロアトランティク統合担当副首相ヴセヴォロド・チェンツォフ氏は、クラスター4・5のオープンが12月中旬に現実的に見込まれると述べた
- 同様のクラスター4・5の審査結果はモルドヴァについても議論される予定
なぜ重要か
クラスター4と5のオープンが実現すれば、ウクライナのEU加盟交渉における6つの交渉クラスターがすべて出そろい、加盟への具体的進展となる。グリーンアジェンダ、持続可能な接続性、資源・農業・結束政策など広範な分野でのEU法制との整合が進む余地が生まれ、ハンガリーの従来の拒否権を超えた正常化への道を開くことになる。
何が起きたか
EU理事会の拡大作業部会(COELA)は10月20日午前11時30分(キーウ時間)開始でブリュッセルに集まり、ウクライナを最初の議題としてクラスター4「グリーンアジェンダと持続可能な接続性」とクラスター5「資源・農業・結束政策」のスクリーニング結果を審査する。モルドヴァについても同クラスターの審査が並行して議論される。
ウクライナをめぐっては、すでに6つの交渉クラスターのうち4つが開かれており、4と5が未開放の最後の2つとなっている。10月13日にはEU理事会が新たに2つのクラスターを正式にオープンしており、これに先立ちヴェルホフナ・ラーダがハンガリーの拒否権解除のために教育法の改正を承認していた。欧州・ユーロアトランティク統合担当副首相ヴセヴォロド・チェンツォフ氏は交渉クラスター4と5のオープンが12月中旬に現実的に見込まれるとの見方を示し、ハンガリーとの関係では「ページがめくられた」と述べた。
ウクライナメディアの見方
ウクライナ側の報道は、20日のCOELA会合を最終2クラスターのオープンに向けた直接的な一歩として位置づけ、政府がハンガリーによるこれ以上の阻止はないと見ている点を強調している。チェンツォフ副首相が10月20日と12月中旬を現実的な節目として示し、ハンガリーとの関係変化を「ページがめくられた」と表現していることが繰り返し紹介される。また、10月13日のクラスター・オープンを可能にしたヴェルホフナ・ラーダによる教育法改正が、ハンガリーとの妥協として政治的に意味を持つ決定として描かれている。
背景
クラスター4と5は、ウクライナのEU加盟交渉の枠組みでそれぞれ「グリーンアジェンダと持続可能な接続性」「資源・農業・結束政策」をカバーする。20日の会合までに、ウクライナでは6つの交渉クラスターのうち4つが開かれており、4と5が未開放の残り2つとされていた。10月13日にEU理事会が2つのクラスターを正式にオープンした際には、ヴェルホフナ・ラーダが教育法を改正しハンガリーの拒否権を解除する必要があった。同様のスクリーニング審査はモルドヴァについても予定されており、並行して拡大プロセスが動いていることを示している。