ウクライナ、大規模な迎撃ドローン配備を「数か月以内」に開始可能と発表
ウクライナ大統領府長官キリロ・ブダノフ氏は9月27日、ウクライナが数か月以内に迎撃ドローンの大規模配備を開始できると述べた。原型の試験は実験室ではなく実戦条件下で行われており、ロシアのドローンを撃墜しているとした。大統領府はロシアのジェット推進無人機「シャヘド」対策として迎撃ドローンの生産加速を指示している。
要点
- ウクライナ大統領府長官キリロ・ブダノフ氏が9月27日、数か月以内に迎撃ドローンの大規模運用を開始できると述べた
- 迎撃ドローンの原型は実験室ではなく実戦条件下で試験され、ロシア機を撃墜していると同氏は説明
- 9月3日のスタッフ会議でゼレンスキー大統領はジェット推進のシャヘド対策として迎撃ドローンの生産加速を指示
- ゼレンスキー大統領は9月23日、新型迎撃機4種の試験成功を報告、9月19日にはゲラン5型を含むロシア機の撃墜映像を公開
- ゼレンスキー氏によると、ウクライナでは67社がジェット無人機の迎撃技術に取り組んでいる
- 8月にはアレクサ・スペアチャムがウクライナ軍で運用開始、ゾレリットv5は最高速度416km/h、航続距離47kmと発表
なぜ重要か
ウクライナがロシアのジェット無人機「シャヘド」に対して迎撃ドローンという国内生産の対抗手段を数か月以内に大規模展開できるとする発言は、防空アプローチの転換を示し、後方都市への長時間攻撃への対応策となる。
何が起きたか
9月27日、ウクライナ大統領府長官キリロ・ブダノフ氏はノヴィヌィ.LIVEの取材に対し、ウクライナが数か月以内に迎撃ドローンの大規模配備を開始できると述べた。同氏によると、原型は実戦条件下で試験され、ロシアのドローンを撃墜している。背景には、ゼレンスキー大統領が9月3日のスタッフ会議でシャヘド対策として迎撃ドローンの生産加速を指示し、9月23日に新型迎撃機4種の試験成功を報告した経緯がある。9月19日には大統領がゲラン5型を含むロシアのジェット無人機を迎撃ドローンが撃墜する映像を公開し、迎撃機は「すでに作成され、活用されている」と述べた。ゼレンスキー氏によれば、ウクライナでは67社がジェット無人機の迎撃技術に取り組んでおり、8月にはアレクサ・スペアチャムがウクライナ軍で運用開始された。
ウクライナメディアの見方
ウクライナの報道はブダノフ氏とゼレンスキー大統領の公式声明を中心に構成されており、ブダノフ氏とゼレンスキー氏はウクライナの防衛産業能力を強調し、迎撃ドローンをシャヘドによる都市部への長時間攻撃に対する国内主導の解決策として位置づけている。
背景
ロシア軍は標的を倉庫、ガソリンスタンド、データセンターなどに拡大しており、キエフ、オデッサ以及其他州で防空警報が長時間続く事態となっている。ウクライナの対応として、8月にアレクサ・スペアチャム迎撃機が配備され、最高速度416km/h、充電1回での最大航続距離47kmのゾレリットv5も発表された。