ロシア軍がジトーミル州の日独独資工場を2度目の攻撃、大規模火災が発生
2026年9月22日、ロシア軍はジトーミル州ジトーミル市内の外国資本企業を反応ドローン(一部の情報ではシャヘド型)に攻撃した。地元当局によると、死傷者は発生していない。攻撃を受けたのはドイツのケーブル製造大手クロムベルク・アンド・シューベルト(Kromberg & Schubert)の工場とされ、攻撃後に大規模な火災が発生し、黒煙が街に立ち上った。同工場は8月9日の攻撃で既に甚大な被害を受け、操業を無期限停止していた。
要点
- 9月22日、ロシア軍がジトーミル州ジトーミル市内の外国資本企業を昼間に反応ドローンで攻撃した
- 攻撃を報じたのはジトーミル州軍事管理局長のヴィタリー・ブネチコ氏
- 地元報道では死傷者なしとされている(一部情報では2名負傷との報道あり)
- 攻撃で大規模な火災が発生し、黒煙が街の上空に上がった
- 標的はドイツのクロムベルク・アンド・シューベルト社の100%独資工場とされ、アウディ、BMW、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、シュコダ、ポルシェ向けのケーブルシステムを製造している
- 同工場は約3,500人を雇用するジトーミル州の主要雇用主の一つで、2015〜2016年から操業している
- 8月9日の攻撃で既に甚大な被害を受け、無期限で操業を停止していた
なぜ重要か
標的となったのはドイツの自動車部品大手の100%独資工場で、アウディ、BMW、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、シュコダ、ポルシェ向けのケーブルシステムを製造している欧州自動車産業のサプライヤーである。同工場は約3,500人を雇用する州内有数の雇用主でもあり、ロシア軍による外国民間企業への繰り返しの攻撃は、ウクライナの民間インフラおよび欧州産業への影響を国際的に浮き彫りにする。
何が起きたか
9月22日、ロシア軍はジトーミル州ジトーミル市内の外国資本企業を反応ドローンで攻撃した。ジトーミル州軍事管理局長のヴィタリー・ブネチコ氏がこの攻撃を報告し、死傷者は確認されていないと述べた。地元報道では、標的はドイツ企業クロムベルク・アンド・シューベルト(Kromberg & Schubert)の工場と特定された。攻撃により工場で大規模な火災が発生し、黒煙が街の上に立ち上った。消火活動と破損した金属構造物の解体作業は夜遅くまで続き、赤十字のボランティアも救助活動に加わった。同工場は8月9日の攻撃で既に甚大な被害を受け、操業を無期限で停止していた。
報道の食い違い
9月22日の攻撃による死傷者の有無について情報源が一致していない。ジトーミル州軍事管理局長の声明を含む複数の情報源は死傷者なしと伝えているが、ЛІГА.net LB.uaの報道では2名が負傷したとされている。
背景
クロムベルク・アンド・シューベルト社は1902年創業の国際グループで、世界全体で5万人以上の従業員を抱える。同社はジトーミル州に2015〜2016年から進出し、ウクライナではルーツクとジトーミルの2拠点で操業している。同工場は8月9日の攻撃で生産設備とインフラに甚大な被害を受け、操業を無期限で停止していた。さらに、9月22日朝の時点で、ロシアのドローンがジトーミル州の別の交通インフラ施設を攻撃しており、9月21日にはズヴィャヘル近郊のM-06高速道路沿いのガソリンスタンド(ウォゴ社含む)が2度にわたり攻撃を受けていた。9月17日にはコロステン地区の工業団地への攻撃で2名が死亡、2名が負傷している。