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ゼレンシキー大統領、カーパチアン8(Carpathian Eight)初サミットをイヴァノ=フランキーウシク州で開催

ウクライナのゼレンシキー大統領は2026年9月18〜19日、イヴァノ=フランキーウシク州で「カルパチア8(C8)」の初サミットを開催し、カルパチア統合構想を立ち上げた。サミットでは経済フォーラムで95件の共同投資プロジェクト(総額約400億ユーロ)が提示され、続いて約250人の若者が出席する青少年会議も実施された。

要点

  • C8(カルパチア8)はウクライナ、ルーマニア、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、チェコ、オーストリア、セルビアの8か国で構成される新たな多国間枠組み
  • 初サミットで「カルパチア統合構想」が発足
  • 経済フォーラムで95件の共同投資プロジェクト(総額約400億ユーロ)が提示された
  • ゼレンシキー大統領はEUのカルパチア・マクロ地域の潜在力が数十億ユーロ規模だと述べた
  • 約250人の若者がC8各国から青少年会議に参加
  • ゼレンシキー氏は戦時中に国外へ出たウクライナ人若者の帰還について、安全保障、雇用、起業環境、住宅が鍵になると指摘
  • ハンガリーとの政治・市民レベルの関係強化の必要性を強調
  • 学生、若年家族、軍人・退役軍人とその家族向けの既存住宅支援プログラムの周知を内閣に要請

なぜ重要か

C8の立ち上げにより、ウクライナは中央・東欧8か国との新たな地域協力の枠組みを構築した。経済フォーラムで提示された総額約400億ユーロの投資ポートフォリオは、戦後復興を含む地域経済の可能性を示す。同時に、サミットは国外に流出した若年層の帰還や住宅支援という国内政策課題とも接続しており、ゼレンシキー政権が地域外交と国内政策を連動させる姿勢を打ち出した。特にハンガリーとの関係強化が前面に押し出されている点は、ウクライナの地域外交における新たな方向性を示している。

何が起きたか

2026年9月18〜19日、ウクライナのゼレンシキー大統領はイヴァノ=フランキーウシク州(プリカルパッチャ地方)で「カルパチア8(C8)」の初サミットを開催した。C8はウクライナ、ルーマニア、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、チェコ、オーストリア、セルビアの8か国で構成される新たな多国間枠組みである。サミットでは「カルパチア統合構想」が正式に発足し、域内の山岳コミュニティ、道路インフラ、社会・環境面特有の課題への対応が確認された。経済フォーラムではC8各国の代表者により、95件の共同投資プロジェクトからなる投資ポートフォリオ(総額約400億ユーロ)が提示された。また、ウクライナ、ルーマニア、ハンガリー、チェコ、スロバキア、ポーランド、オーストリアのカルパチア地域から約250人の若者が参加する青少年会議も並行して開催され、ウクライナとC8各国との関係、若者交流、戦時下で国外へ出たウクライナ人の帰還、住宅支援などについて議論が行われた。ゼレンシキー氏は帰還の条件として安全保障、雇用、起業環境を挙げ、学生や若年家族、軍人・退役軍人向けの既存住宅優遇プログラムの周知を内閣に要請した。

背景

カルパチア8(C8)はウクライナ、ルーマニア、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、チェコ、オーストリア、セルビアの8か国による地域協力の枠組み。今回のサミットは経済フォーラムと青少年会議を組み合わせた構成で、経済フォーラムでは約400億ユーロ規模の95件の共同投資プロジェクトが示された。青少年会議の議論は、戦時下で国外に移ったウクライナ人の存在を背景に行われ、帰還問題は安全保障、雇用、起業環境、住宅という文脈で提起された。ゼレンシキー氏は、カルパチア地域には山岳コミュニティや道路インフラ、社会・環境面など固有の課題があると指摘していた。