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ロシア、ドローンでキーウのテレビ局「ミ・ウクライナ」を攻撃 生放送中に部分破壊

2026年9月8日、ロシア軍がキーウにあるウクライナテレビ局「ミ・ウクライナ」および「ミ・ウクライナ+」の建物を日中、昼間に攻撃用ドローンで直撃した。局は国家テレマロン「統一ニュース」を生放送中だった。ゼレンスキー大統領によると建物は部分的に破壊され、当初5人が負傷。チャンネルは攻撃を「ロシアの堕落の新たな一页」と表現し、欧州と世界の反応を求めた。EUのマテルノヴァ大使は攻撃を「許しがたい」と非難した。

要点

  • 9月8日昼間、ロシアの攻撃ドローンがキーウのテレビ局「ミ・ウクライナ」「ミ・ウクライナ+」が入る建物を直撃。建物は部分破壊された
  • 攻撃当時、「ミ・ウクライナ」は国家テレマロン「統一ニュース」を生放送中だった
  • ゼレンスキー大統領は当初5人が負傷したと発表し、被害が拡大する可能性に言及
  • チャンネル総合プロデューサー、ユーリィ・スハク氏によると職員6人が負傷(軽症)、5人が入院
  • 国家非常事態庁は破壊された建物はソロミャンスキー地区のビジネスセンターと説明
  • ゼレンスキー氏は攻撃を「メディアに対するシャヘドはロシアの堕落の新たな一页だ」と表現し、欧州と世界の反応を求めた
  • 「ミ・ウクライナ」局舎への攻撃は8月20日夜以来2度目で、同日夜のキーウ大規模攻撃時にもニュースルームなどが損傷していた
  • EUのマテルノヴァ大使は攻撃を「許しがたい」と非難、ウクライナへの迎撃ミサイル(パトリオット用)購入承認にも言及

なぜ重要か

ロシア軍のドローンが生放送中のニュースルームを直撃したことは、ウクライナのメディアが日常的にロシアの攻撃リスクにさらされていることを改めて示した。ゼレンスキー大統領はこれを象徴的なエスカレーションと位置づけ、「ロシアの堕落の新たな一页」と表現して反応を迫った。EUのマテルノヴァ大使は即座に攻撃を非難し、ウクライナへのパトリオット用迎撃ミサイル購入承認に言及しており、攻撃は国際的な支援強化の議論とも結びついた。さらに、8月20日夜に続く同一局舎への2度目の攻撃であり、ロシアによるメディア標的のパターンを示唆している。

何が起きたか

2026年9月8日昼間、ロシア軍のドローンがキーウにあるウクライナテレビ局「ミ・ウクライナ」および「ミ・ウクライナ+」が入居する建物を直撃した。建物は部分的に破壊され、ニュースルームと職員オフィスが主な被害を受けた。当時「ミ・ウクライナ」は国家テレマロン「統一ニュース」を生放送中で、攻撃は昼間帯に発生。国家非常事態庁は建物がソロミャンスキー地区にあるビジネスセンターで、上層階から2人が救助されたと説明し、消防は建物を消火した。ゼレンスキー大統領は当初5人が負傷し、増える可能性があると発表。チャンネル総合プロデューサーのユーリィ・スハク氏は、職員6人が軽傷を負い、5人が入院したと述べた。ゼレンスキー氏は攻撃を「メディアに対するシャヘドはロシアの堕落の新たな一页だ」と表現し、欧州と世界の反応を求めた。同局舎は8月20日夜のキーウへの大規模攻撃でもニュースルームや窓が損傷しており、2度目の攻撃となった。放送は一時停止され、1〜2日以内に再開見込み。チャンネルは攻撃が偶然ではなく意図的なものだとする映像を公開した。

ウクライナメディアの見方

ウクライナ側報道は、生放送中のニュースルームを直撃した攻撃を「ジャーナリストへの意図的な攻撃」と位置づける。ゼレンスキー大統領は「ロシアの堕落の新たな一页」と断じ、チャンネルは「偶然ではない」とする映像を公開した。外務省の報道官ヘオルヒー・ティフヒ氏はOSCE報道の自由に関する代表への通報を発表し、大規模侵攻開始以来の編集室損壊・破壊約30件、業務中死亡のメディア関係者21人といった集計値を提示。複数の報道は、攻撃のタイミングを米国特使スティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏の週末訪問、およびプーチン氏が約束したとされる3日間の「休止」直後と位置づけている。

海外メディアの見方

国際的な枠組みとしてはEUアクターの声明が目立つ。EUのマテルノヴァ大使は攻撃を「許しがたい」と非難し、編集室は戦場ではないと述べた。さらに欧州委員会によるウクライナのパトリオット用迎撃ミサイル購入承認(約32億ユーロ、ウクライナ支援ローン枠)を歓迎。EU外務報道官アヌアール・エル・アヌニ氏(記事は「ヴィガント」と引用)は、米国特使のキーウ出発の翌日の大規模攻撃に触れ、EUはウクライナ支援を加速していると述べた。欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長とNATOのマーク・ルッテ事務総長は、EU信用枠を用いたパトリオット用迎撃ミサイル購入決定を歓迎し、防空支援と攻撃を結びつけた。

報道の食い違い

出典によって「ミ・ウクライナ」局での負傷者数が異なる。ゼレンスキー氏は当初5人と発表し、総合プロデューサーのユーリィ・スハク氏は職員6人(軽症ないし中等症)、同局プレサービスは5人の入院を報じた。キーウ市全体の8日の被害集計にも幅があり、ある報道は16人負傷・2人死亡、別の報道は10人負傷、後の更新ではクリチコ市長とキーウ市軍事管理局が19人負傷・3人死亡とするなど食い違いがある。破壊された建物については、国家非常事態庁がソロミャンスキー地区のビジネスセンターと説明する一方、他の多くの報道は「ミ・ウクライナ」テレビ局のオフィスと表現している。さらに夜間攻撃で被害を受けたキーウの地区の列挙にも差があり、ソロミャンスキー、ダールニツキー、ホロシィウスキー、ドニプロ、シェヴチェンキウシキー各区を挙げる報道と、ドニプロ区を含めずシェヴチェンキウシキー区を挙げるものがある。

背景

「ミ・ウクライナ」は、ウクライナ戦時下の共同情報番組である国家テレマロン「統一ニュース」に参加するテレビ局の一つ。同局舎は8月20日夜のキーウへの大規模攻撃でも、窓の破壊やニュースルーム・廊下天井の損壊など被害を受けていた。7日夜から8日朝にかけてのロシア軍によるキーウへの攻撃では、「オニクス」対艦ミサイル、「イスカンデル-M」弾道ミサイル、S-400、KN-23、X-101巡航ミサイル、各種ドローン166基が使用され、29地点で着弾、9地点で撃墜後の残骸が落下、ウクライナ防空はミサイル33基とドローン142機を撃墜したと報じられている。ウクライナのティフヒ外務省報道官によると、大規模侵攻開始以来、編集室・ジャーナリスト資産の損壊・占拠・破壊が約30件、業務中のメディア関係者21人、ロシア攻撃の民間犠牲となったメディア関係者10人が確認されている。攻撃の時間帯には、EU加盟国が約90億ユーロのEU信用枠内で約32億ユーロ相当のパトリオット用迎撃ミサイルのウクライナ購入を承認し、欧州委員会やNATOがこの決定を歓迎した。