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一時占領下のクリミアでドローン攻撃、グヴァルディースケ飛行場付近で火災 衛星画像で確認

10月12日の夜、一時的にロシアに占領されているクリミアでドローン攻撃が発生し、シムフェロポリ地区やエフパトリア近郊で爆発音や防空活動が確認された。グヴァルディースケ飛行場では一連の爆発と火災が発生し、衛星画像でも熱シグナルが検出された。同飛行場はウクライナへのドローン発進拠点として知られるロシア軍の重要基地の一つで、ロシア国防省はロシア本土とクリミア全体で151機のドローンを撃墜したと発表している。

要点

  • 10月12日の夜、一時占領下のクリミアで爆発が発生し、地元住民がドローン攻撃を報告した
  • シムフェロポリ地区とエフパトリア近郊で爆発音と防空活動が確認された
  • グヴァルディースケ飛行場で一連の爆発と火災が発生、滑走路南東部で熱シグナルが衛星画像により検出された
  • 同飛行場はロシア軍の重要軍事空軍基地の一つで、シャヘド型を含むドローンをウクライナ領内に発射するために使用されている
  • ロシア国防省はロシア本土とクリミア上空で151機のドローンを撃墜したと発表した
  • ウクライナ国防軍は記事掲載時点で攻撃について公式コメントを出していない
  • 占領行政は攻撃による被害状況に関する情報を発表していない

なぜ重要か

グヴァルディースケ飛行場は、ウクライナの都市に対するドローン攻撃の発進拠点として知られるロシア軍の中核的な軍事空軍基地の一つである。衛星画像で滑走路南東部に熱シグナルが検出されたことは、同施設の作戦運用に影響が生じた可能性を示しており、ウクライナによるロシア軍事インフラへの継続的な攻撃パターンの一環と位置づけられる。

何が起きたか

10月12日の夜、一時占領下のクリミア各地で爆発音が報告された。Telegramチャンネル「クリミスキー・ヴィテール」は、ドローン攻撃に関する情報を最初に報じた。シムフェロポリ地区とエフパトリア近郊では爆発音と防空活動が確認され、グヴァルディースケ飛行場では一連の爆発と火災が発生した。同チャンネルは衛星画像データを分析し、飛行場の滑走路南東部に熱シグナルを検出。ロシア国防省はロシア本土とクリミア全体で151機のドローンを撃墜したと発表したが、占領行政側は攻撃による被害について公式情報を出しておらず、ウクライナ国防軍も記事掲載時点でコメントを出していない。

ウクライナメディアの見方

ウクライナの情報源は、グヴァルディースケ飛行場をウクライナの都市に対するドローン攻撃の発進拠点として強調し、シャヘド型を含むドローンが同基地から発射されていると指摘している。ロシア国防省が151機のドローン撃墜を発表したことは、同地域の防空能力の限界を示すものと報じられた。また、10月6日に報告された占領下のクリミアとヘルソン州占領地域を結ぶチョンガル橋の破壊、10月1日のニジノギルシケ変電所への攻撃など、クリミアのエネルギー・物流インフラに対する一連の攻撃の一部として今回の攻撃を位置づけている。

報道の食い違い

攻撃の正確な日時について情報源によって記述にばらつきがある。複数の報道は11日から12日にかけての夜の爆発としているが、別の情報源は単に10月12日の夜としている。

背景

今回の攻撃に先立ち、ウクライナはクリミアのエネルギーインフラへの攻撃を継続している。10月1日にはニジノギルシケの変電所が攻撃を受け、クリミア占領地域の集落の一部が電力と水道を喪失した。10月6日には占領下のクリミアとヘルソン州占領地域を結ぶチョンガル自動車橋が破壊されたと報告されている。これらの攻撃の結果、冬期にクリミアが必要とする電力発電能力のうち、占領地域に約4分の1しか残っていないと推定されている。約470MWの出力を持つタヴリヤ火力発電所は、占領地域において事実上唯一稼働中の大規模発電所となっている。クリミアは1月に約1,780MWの電力容量を必要とすると見積もられており、既存の能力では冬の需要の半分にも満たない。