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ATESH、ロシア南部軍管区の橋梁防護強化を報告 ウクライナ軍の弾道ミサイル攻撃に警戒

ウクライナのパルチザン運動「ATESH」は6日、ロシア南部軍管区司令部が発した命令に基づき、ロストフ、タガンログ、クリミア、ベロゴロド各州で軍需物流の要衝となる橋の防護強化が進められていると伝えた。背景には、ウクライルのFP-7戦術弾道ミサイルの実戦投入と、FP-9の今秋完成の発表がある。

要点

  • ATESHが6日に報告:ロシア南部軍管区司令部が、ウクライ軍の防衛軍による攻撃に備え物流拠点の緊急防護を命令
  • 対象はロストフ州(ドン川渡河の道路・鉄道橋)、タガンログ方面、クリミア方面(シヴァシとフィルメンスク)、ベロゴロド州(シェリェイェヴェとウラゾヴェ近郊の橋)
  • 防護措置には国家親衛軍(Rosgvardia)・軍司令部の24時間哨戒、対ドローン網・電子戦装置の敷設、舟橋複製・工兵チームの編成が含まれる
  • ATESHは「橋は露軍の主要補給線であり、破壊は燃料・弾薬・人員の補給を遮断する」と述べた
  • ゼレンスキー大統領は「テロに対し比例原則で対応し、橋への打撃も含む」と発言
  • 10月1日、ゼレンスキー大統領はFP-7戦術弾道ミサイルの前線初使用を公表、10月3日にはロイターに対しモスクワ到達可能なFP-9(Fire Point製)が今秋就役すると語った

なぜ重要か

この報告は、ロシアがウクライナ軍の弾道ミサイルによる後方地域への打撃を現実的な脅威とみなしていることを示唆する。橋と鉄道の節点は南部軸と占領地域でのロシア軍の弾薬・燃料補給にとって中枢であり、ここが脅かされれば広範な作戦に影響が及ぶ。一方、報告源はロシア内部のパルチザン・ネットワークであって公式情報ではないため、確認はされていないが、ロシア側の内部的な懸念を示す指標としては意味がある。

何が起きたか

パルチザン運動「ATESH」は6日、ロシア南部軍管区司令部が、ウクライ軍の防衛軍による攻撃の可能性に備え、物流拠点を緊急に防護態勢へ移行するよう命令を発したと伝えた。命令はロシア参謀本部と方面軍司令部から、ロシア連邦道路庁(Rosavtodor)、ロシア鉄道(RZD)、各州行政へ下达された。具体的な防護対象には、ロストフ州におけるドン川を跨ぐ道路・鉄道橋と代替経路の整備、タガンログ方面での同様の防護スキーム、クリミア方面(シヴァシとフィルメンスク周辺)での再攻撃への備え、ベロゴロド州シェリェイェヴェおよびウラゾヴェ近郊の橋の高度警戒態勢が含まれる。実施される防護措置は、国家親衛軍(Rosgvardia)と軍司令部による24時間哨戒、対ドローン網および電子戦装置の敷設、舟橋の複製と工兵チームの編成である。

背景

10月1日、ゼレンスキー大統領はウクライナの戦術弾道ミサイル「FP-7」が前線で初めて使用されたと報告した。10月3日、ゼレンスキー大統領はロイターのインタビューで、Fire Point製の弾道ミサイル「FP-9」がモスクワに到達可能な射程を持ち、今秋にも就役すると述べた。ウォール・ストリート・ジャーナルはFP-7がロシア占領地域の目標に対する打撃に使用されたと報じている。6月にはFire Pointの主任設計者兼共同所有者デニス・シュチルマン氏が、FP-9によってモスクワを打撃できるようになることに加え、ウクライナの弾道ミサイルがエネルギー施設を目標にできる可能性を示唆していた。