発生日:9月25日 · 公開:

米国がウクライナ・ロシア3者会合を提案、UAE開催も示唆とゼレンシキー氏

ウクライナのゼレンシキー大統領は9月25日、米国側がウクライナ・米国・ロシアの3者会合を提案し、開催地としてアラブ首長国連邦(UAE)を提示したと記者団に述べた。ウクライナのシビハ外相は3者協議の用意があると表明する一方、ロシア側に和平への意思は見られないと批判。クレムリンは協議の存在を確認しつつ詳細は明かしていない。

要点

  • ゼレンシキー大統領: 米国側がウクライナ・米国・ロシアの3者会合を提案、開催地にUAEを示唆した
  • シビハ外相: ウクライナの3者協議参加用意を表明した
  • シビハ外相: ラブロフ外相の国連安保理での演説に和平の意思は見られないと批判
  • シビハ外相: 成果はロシアの意思次第であり、今のところその兆候はないと発言
  • クレムリンのペスコフ報道官: 3者会合を巡る接触を確認、近日中に開催の可能性と述べた
  • ロシアのドミトリエフ特使が24日にウィトコフ氏とクシュナー氏と会談(関係者の情報)
  • ゼレンシキー氏とトランプ大統領は国連総会に合わせてニューヨークで会談
  • 10日以内に欧州側と協議した上で米国側がロシア側と話し合うことで合意

なぜ重要か

首脳レベルの3者会合が実現すれば、ロシアによる2022年2月のウクライナ侵攻をめぐわれる外交的関与が大きく前進することになる。

何が起きたか

9月25日、ウクライナのゼレンシキー大統領は記者団とのオンライン/音声コミュニケーションで、米国側がウクライナ・米国・ロシアの3者会合を提案したと発表した。開催地としてUAEが提案されており、日時は米国の提案待ちとされる。シビハ外相はウクライナの参加用意を述べた上で、ラブロフ外相の国連安保理演説を根拠にロシア側に和平の意思は見られないと批判した。クレムリンのペスコフ報道官は接触を確認し、3者会合が近く開催され得るとしたが、詳細は明かさなかった。ニューヨークの国連総会では24日、ロシアのドミトリエフ特使が米国のウィトコフ、クシュナー両氏と会談したとされる。

ウクライナメディアの見方

ウクライナの報道はシビハ外相の「ウクライナは用意ができている」という声明と、ロシアの和平への消極的な姿勢への批判を前面に出す。ラブロフ外相の国連安保理での演説を根拠に、モスクワへの国際的圧力の大幅強化を求めている。

海外メディアの見方

ドイツ語報道はゼレンシキー氏の説明と米国側のUAE提案を中心に取り上げ、国連総会に合わせたゼレンシキー氏の広範なアジェンダの一環として位置づけている。トランプ氏にゼイ大統領との会谈中にウクライナ戦争の议题を取り上げるよう要請したことも含めて報じている。

報道の食い違い

ウクライナのシビハ外相はラブロフ外相の国連安保理演説を引き合いに出してロシア側に和平の意思はないと主張し、国際的压力の強化を求めている。一方、クレムリンのペスコフ報道官は接触を立ち上げているはずだとし、3者会合が近く開催される可能性があると述べるなど、ロシア側に一定の前向きな姿勢を示唆している。

背景

2022年2月にロシアがウクライナに侵攻。ゼレンシキー氏とトランプ氏は国連総会のサイドイベントとしてニューヨークで会談しており、ウクライナと米国の交渉者間のフォローアップ協議も継続している。