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ロシア軍が24時間でヘルソン州31集落を攻撃、2人死亡20人負傷

ロシア軍は9月5日から6日にかけ、航空機・砲兵・ドローンを用いてヘルソン州の31の居住地域を攻撃した。州軍事行政庁のオレクサンドル・プロクジン知事の報告によれば、24時間で市民2人が死亡、20人が負傷し、うち2人は子どもとされる。9月5日夜にはヘルソン市の集合住宅にドローンが撃ち込まれ、子ども2人を含む家族4人が負傷したほか、6日正午頃のドローン攻撃で24歳の男性が死亡した。

要点

  • ロシア軍が航空機・砲兵・ドローンでヘルソン州31集落を24時間で攻撃
  • 2人死亡、20人負傷(うち子ども2人)とプロクジン知事が報告
  • 4棟の集合住宅と7軒の個人住宅、庁舎、携帯基地局、ガス管などが被害
  • 9月5日夜、ヘルソン市の集合住宅へのドローン攻撃で12歳男児と11歳女児を含む家族4人が負傷
  • 9月6日正午頃、ヘルソン市中心部で24歳男性がドローン攻撃により死亡、ヘルソン州検察が戦争犯罪容疑で捜査開始
  • 6日朝7時10分頃、コロベツィ地区で59歳男性がドローン攻撃で負傷し中等症で入院
  • 9月5日正午頃、ドローンが旅客列車を攻撃し、ディーゼル機関車2両が損傷、鉄道職員が負傷

なぜ重要か

ヘルソン州では前線が動いていないにもかかわらず、ロシア軍による日常的な砲撃・ドローン攻撃が続いており、子どもを含む市民が繰り返し犠牲になっている。航空爆弾、攻撃ドローン、砲兵など複数の兵器が居住地域や重要・交通・社会インフラを無差別に標的としており、9月6日のドローン攻撃による24歳男性の死亡について戦争犯罪容疑で予備捜査が開始された。

何が起きたか

9月5日から6日にかけ、ロシア軍は航空機・砲兵・ドローンを用いてヘルソン州31カ所の居住地域を攻撃した。オレクサンドル・プロクジン州軍事行政庁長官は24時間での死者が2人、負傷者が20人(うち子ども2人)と報告した。被害には集合住宅4棟、個人住宅7軒、庁舎、携帯基地局、物置、ガス管が含まれる。

個別事案としては、9月5日夜にヘルソン市の集合住宅にドローンが撃ち込まれ、12歳男児、11歳女児、36歳女性、39歳男性の家族4人が負傷した。同日正午頃、ドローンが旅客列車を攻撃し、ディーゼル機関車2両が損傷、鉄道職員が負傷した。ヘルソン市ドニプロ地区では誘導航空爆弾が住宅を直撃し、84歳男性、75歳女性、43歳男性の3人が地雷爆傷、腦振盪、爆圧症と診断され入院した。

9月6日朝7時10分頃、ヘルソン市コロベツィ地区で59歳男性が路上でドローン攻撃を受け、脚に破片傷、腦振盪、爆傷、閉鎖性頭部外傷を負い中等症で入院した。同日正午頃、ヘルソン市中心部の路上で24歳男性がドローン攻撃により重体で搬送された後に死亡。ヘルソン州検察は同攻撃についてウクライナ刑法第438条第2項(死亡に至った戦争犯罪)で予備捜査を開始した。なお、9月4日の砲撃で負傷していたスタニスラフ在住の66歳女性の死亡も確認された。

ウクライナメディアの見方

ウクライナ側出典はプロクジン州軍事行政庁長官の公式報告と州検察の情報に基づき、ロシア軍の砲撃・ドローン・航空爆弾による民間人犠牲とインフラ被害を逐次公表している。特にドローンによる路上市民や集合住宅への攻撃、誘導航空爆弾による住宅直撃は組織的・意図的な民間人標的と位置付けられ、ヘルソン州検察は戦争犯罪容疑での予備捜査を開始した。

報道の食い違い

ヘルソン州の日次集計で出典により数字が異なる。第一に、死者はいずれも2人だが、負傷者数はプロクジン知事に帰属する報告で20人(うち子ども2人)とするものと、同じプロクジン氏発の別の報告で9人とするものがある。第二に、攻撃を受けた居住地域数は31とする報告と28とする報告がある。第三に、被害物件についても、集合住宅4棟・個人住宅7軒・庁舎・携帯基地局・物置・ガス管とする報告と、集合住宅3棟・個人住宅8軒・ガソリンスタンド・ミニバス・自家用車とする報告がある。

背景

ヘルソン州は2022年末に北部が解放されて以降、ロシア軍による砲撃が常態化している。ヘルソン市のコロベツィ地区・中央区・ドニプロ地区を含む地域は、ドニプロ川左岸からのドローンや砲兵の射程内にあり、日常的に被害を受けている。本件の日次死傷者数や被害状況はヘルソン州軍事行政庁長官オレクサンドル・プロクジン氏の発信による。