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ロシア軍がスラビャンスクに空爆、5階建てマンションの1棟の入口全壊 民間人負傷

2026年10月11日午前9時45分頃、ロシア軍はドネツク州のスラビャンスクを空爆した。FAB-250爆弾3発が高層住宅2棟を直撃し、うち1棟は5階建て建物でその入口(共用階段部)が完全に破壊された。地元当局によれば負傷者数は当初4人と発表されたが、その後7人、さらに後の集計では10人と1人の死亡が報告されている。ゼレンシキー大統領はがれきの下に人が閉じ込められている可能性があると述べた。ウクライナ当局は刑法438条第1項に基づき戦争犯罪として事前捜査を開始した。

要点

  • 2026年10月11日午前9時45分、ロシア軍がドネツク州スラビャンスクを空爆
  • 5階建ての高層住宅2棟が直撃され、うち1棟の入口(共用階段部)が完全に破壊
  • スラビャンスク軍事行政区長ヴァディム・リャフ氏がFacebookで当初の被害情報を報告
  • 負傷者数は当初4人→7人→後日の集計では10人・死者1人と変動
  • FAB-250爆弾3発(UMPKモジュール装着)が使用されたと市長と州検察が公表
  • ドネツク州検察は被災建物は合計9棟と商業施設1軒が損壊と発表
  • ゼレンシキー大統領はがれきの下に閉じ込められた人がいる可能性があると述べた

なぜ重要か

人口密集地にある集合住宅への空爆で、建物の一棟分の階段部が完全に破壊された。負傷者数は当日中に4人→7人→10人・死者1人と変動し、その後も被害の全容が確定していない可能性がある。FAB-250爆弾のUMPKモジュール装着型は住宅地への使用で批判を集めており、ウクライナ側は戦争犯罪としての事前捜査を開始した。スラビャンスクでは電力網への被害も報告されており、ドネツク州全体にわたる一連の攻撃の一環として位置づけられる。

何が起きたか

2026年10月11日午前9時45分頃、ロシア軍はドネツク州のスラビャンスクを空爆した。FAB-250爆弾(UMPKモジュール装着)が3発投下され、市内の高層集合住宅2棟を直撃した。5階建ての建物の1棟では共用階段部( під'їзд)が完全に破壊され、ゼレンシキー大統領はがれきの下に人が閉じ込められている可能性があると述べた。スラビャンスク軍事行政区長のヴァディム・リャフ氏は当初4人の負傷をFacebookで報告したが、後に7人に修正。ドネツク州検察は被害者7人の内訳(女性5人:28歳、52歳、53歳、72歳、76歳、男性2人:25歳、80歳)と、けがの種類(頭部外傷、脳しんとう、裂傷、打撲)を特定した。後日の集計では10人負傷・1人死亡とする報道もある。州検察は被害建物を集合住宅9棟と商業施設1軒としたほか、隣接するクラマトルスク市辖区のヤスノヒルカ村では別の攻撃で55歳女性と60歳男性が地雷・爆傷と破片で負傷した。スラビャンスクでは電力網への被害により一部が停電し、復旧作業が続いている。

報道の食い違い

被害者数について、当初の速報では負傷4人、続く報道で7人、後日の集計では負傷10人・死亡1人と数値が変動している。ドネツク州検察は7人の詳細な内訳を公表した。損壊した建物の数についても、スラビャンスク市長は直撃の2棟に加え別の7棟と商業施設1軒が損壊と発表したが、州検察は集合住宅9棟と商業施設1軒が部分的損壊または被害と報告しており、数え方が一致していない。

背景

ドネツク州では全面戦争中、住宅地へのロシア軍の繰り返しの攻撃が続いてきた。10月8日にはドネツク州軍行区長官の命令でクラマトルスクとスラビャンスクの公共交通機関が停止された。10月10日にも住民1人の死亡と4人の負傷が報告されている。スラビャンスクではエネルギー施設への攻撃で一部が停電しており、復旧作業が継続中。ロシア軍はドローン、ミサイル、KAB、ロケット砲など多様な手段でウクライナの都市や民間インフラを攻撃しており、ウクライナ当局や国際機関はこれらを戦争犯罪と認定しているが、ロシア政府は民間インフラへの意図的な攻撃を否定している。