ロシア軍、スミイを誘導爆弾とドローンで攻撃 市民1人死亡
10月17日の朝、ロシア軍はウクライナ北東部の都市スミイを誘導爆弾(KAB)とドローンで攻撃し、ザリチヌィ地区とコフパキーウシクィ地区の住宅を直撃した。少なくとも1人が死亡、2人が負傷し、複数の住宅建物が損壊した。
要点
- 10月17日の朝、ロシア軍はスミイ市を含むスミイ地域社会に誘導爆弾(KAB)8発を使用し、うち4発が州都スミイを直撃した
- ザリチヌィ地区では、約5時頃に「モルニヤ」型と暫定的に識別されるロシアのドローンが多層住宅ビルを7階と8階の間に直撃し、壁・ファサード・窓ガラス・バルコニー枠を損傷した
- スミイのザリチヌィ地区では、別の誘導爆弾が多層住宅を直撃し水域に落下した
- コフパキーウシクィ地区では、空爆により2階建て住宅と非住宅建物が損壊した
- 攻撃により42歳の男性が1人死亡、少なくとも2人が負傷した
- 現場では捜索救助活動および復旧作業が続けられた
- スミイ州軍事行政長官オレフ・フリンゴロフとスミイ市軍事行政長官セルヒー・クリヴォショイエンコが攻撃の詳細を報告した
なぜ重要か
1人の市民が死亡し、少なくとも2人が負傷した攻撃は、住宅地に複数の兵器が使われるという、ロシアによるウクライナ北東部地域社会への継続的な圧力を示している。
何が起きたか
10月17日の早朝、ロシア軍はスミイ州都スミイおよび周辺地域社会を攻撃した。ロシア軍は誘導爆弾(KAB)8発を使用し、そのうち4発がスミイ市を直撃した。スミイ市のザリチヌィ地区では、多層住宅ビルが誘導爆弾の直撃を受け水域に落下した。コフパキーウシクィ地区では、空爆により2階建て住宅と非住宅建物が損壊し火災が発生した。
さらに、約5時頃に「モルニヤ」型と暫定的に識別されるロシアのドローンがザリチヌィ地区の多層住宅ビルを7階と8階の間に直撃し、壁を貫通してファサード・窓ガラス・バルコニー枠を損傷した。このドローン攻撃による死者は当初報告されなかったが、高層ビルの復旧作業は継続中だった。
攻撃全体で42歳の男性が1人死亡、少なくとも2人が負傷し、現場では捜索救助活動が行われた。スミイ州軍事行政長官オレフ・フリンゴロフとスミイ市軍事行政長官セルヒー・クリヴォショイエンコが攻撃の詳細をテレグラムで報告した。
ウクライナメディアの見方
すべての情報源がウクライナのもので、ロシアによる民間居住地域への攻撃という文脈で報じている。ウクライナの報道機関は、スミイ州軍事行政のオレフ・フリンゴロフとスミイ市軍事行政のセルヒー・クリヴォショイエンコという公式のウクライナ政府情報伝達経路を通じて住民に伝え、KABと「モルニヤ」型ドローンという特定の兵器タイプや、ザリチヌィ・コフパキーウシクィという具体的な地区の位置を強調している。
報道の食い違い
ザリチヌィ地区の高層ビルへの朝の攻撃について、一部の情報源はドローン(おそらく「モルニヤ」型)が7階と8階の間に直撃したと記述しているが、他の情報源は同じザリチヌィ地区の事件を誘導爆弾(KAB)がビルを直撃して水域に落下したと記述している。また犠牲者の状況も分かれており、高層ビルへのドローン攻撃による死者は当初いなかったと報告する情報源もあれば、ザリチヌィ地区の住宅地で42歳の男性が死亡し住民2人(16歳の青少年を含む)が負傷したと報告する情報源もある。
背景
スミイはウクライナ北東部国境に近い州都であり、これまでも繰り返し攻撃の対象となってきた。誘導爆弾(KAB)と長距離の「モルニヤ」型攻撃ドローンは、スミイ州の地域社会に対して使用されてきた兵器の一部である。