ドネツィク州で11月1日から「長時間」外出禁止令を拡大、クラス征服スクとスラヴャンスクにも適用
ドネツィク州軍事行政庁は11月1日から、同州全 free territory(占領されていない地域)で「長時間」外出禁止令を導入すると発表した。オレクサンドリフスカおよびチェルカスカ両コミュニティは対象外とされた。延長された禁止時間帯は16時から11時とされ、クラス征服スクとスラヴャンスクにも適用される。
要点
- 11月1日から、ドネツィク州の占領されていない全 free territory で「長時間」外出禁止令が導入される
- 禁止時間帯は16時から11時とされ、1日あたりの長さは19時間または20時間とされる
- オレクサンドリフスカおよびチェルカスカの2コミュニティは対象外
- クラス征服スクとスラヴャンスクにも適用される
- 決定は10月13日の州防衛会議で承認された
- 発表はドネツィク州軍事行政庁長官ヴァディム・フィラシュキン氏、クラス征服スク市軍事行政庁長官オレクサンドル・ホンシャレンコ氏が行った
なぜ重要か
19〜20時間に及ぶ外出禁止令は、市民の移動を大幅に制限する極めて厳格な措置であり、ウクライナの地域当局が同州の治安情勢を重大な段階にあると評価していることを示している。州都クラス征服スクを含む大都市を含む大半の free territory が対象となる。住民が外出できる時間は1日わずか数時間に限られる。
何が起きたか
ドネツィク州軍事行政庁は、10月13日に開催された州防衛会議での決定を受け、11月1日から州内の占領されていない全 free territory で「長時間」外出禁止令を導入すると発表した。オレクサンドリフスカおよびチェルカスカの両コミュニティは適用対象外とされる。禁止時間帯は16時から11時とされ、クラス征服スクとスラヴャンスクを含む地域に適用される。発表は州軍事行政庁長官ヴァディム・フィラシュキン氏、クラス征服スク市軍事行政庁長官オレクサンドル・ホンシャレンコ氏によって行われた。
報道の食い違い
情報源によって外出禁止令の1日あたりの長さに食い違いがある。複数の情報源は16時から11時まで(19時間)とする一方、別の情報源は20時間とし、終了時刻を12時とするものも存在する。また、10月8日にクラス征服スクで2台の乗合バスが攻撃された際の被害者数についても、1つの情報源は死者30人・負傷者18人と伝え、別の情報源は少なくとも市民33人が死亡と伝えている。
背景
10月8日、ロシア軍がドネツィク州クラス征服スクを攻撃し、2台の乗合バスを直撃した。1つの情報源では30人死亡・18人負傷、別の情報源では少なくとも33人死亡とされる。10月11日、ドネツィク州軍事行政庁はクラス征服スクの一部地域から子どもの強制避難を行うよう強制避難区域の拡大を決定した。10月12日、ロシア軍によりドネツィク州で住民4人が死亡、11人が負傷したとされる。全面侵攻開始以来、ロシア軍によりドネツィク州で4,413人が死亡、10,758人が負傷したと報じられている(マリウポリとヴォルノヴァハの被害を除く)。