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ロシアが160機のドローンでウクライナを夜襲、ザポリージャで子供を含む7人が死亡

10月10日の夜、ロシアは160機の攻撃用ドローンでウクライナを攻撃し、そのうち110機はジェット推進式(リアクティブ)シャヘド型だった。ウクライナ防空部隊は9時時点で117機を迎撃・压制したが、14カ所で着弾、10カ所で破片が落下した。リアクティブ型ドローンがリヴィウに初めて直接到達し、市外で撃墜された。別個の誘導爆弾(КАБ)攻撃によりザポリージャでは5階建て住宅のエントランスが破壊され、子供3人を含む7人が死亡、10人が負傷した。

要点

  • 10月10日の夜、ロシアは160機のドローンで攻撃、そのうち110機がリアクティブ型シャヘド
  • ウクライナ防空は9時時点で117機(リアクティブ82機を含む)を迎撃・压制
  • 着弾は14カ所、破片落下は10カ所で確認
  • リアクティブ型ドローンがリヴィウに初めて直接到達、市付近で撃墜
  • リヴィウでの人的被害・インフラ被害は報告されず
  • ザポリージャではКАБにより5階建て住宅のエントランスが破壊、7人死亡(子供3人含む)
  • キーウ州では3人が負傷、住宅や倉庫が損傷

なぜ重要か

この攻撃は戦争が始まって以来最大級の夜間ドローン攻撃の一つであり、ロシアが大量の安価なデコイドローンと高価なジェット推進型ドローンを組み合わせて防空網を飽和させる戦術を進化させていることを示した。リアクティブ型ドローンがリヴィウに到達したのは初めてで、ジェット推進型UAVのリーチ拡大を示す。同夜のリヴィウを含む複数都市への別個のКАБ攻撃ではザポリージャの住宅が破壊され、子供を含む市民の命が失われ、住宅密集地へのリスクが続いている。

何が起きたか

10月10日の夜(10月9日18時以降)、ロシアは160機の攻撃用ドローンでウクライナ全土を攻撃した。その内訳は110機がジェット推進式(リアクティブ)シャヘド、残りはデコイドローンの「ジャガイガ」や「パラディヤ」を含む複数の種類だった。9時時点でウクライナ防空は117機の敵ドローン(うち82機がリアクティブ)を迎撃・压制。14カ所でロシアの航空攻撃手段による着弾が記録され、10カ所で迎撃後の破片が落下した。迎撃は航空部隊、対空ミサイル部隊、電子戦・無人システム部隊、機動火力グループが共同で実施した。

10日朝にはジェット推進型ドローンがリヴィウに向かって飛行。7時7分にリヴィウ州で空襲警報が発令され、7時19日に空軍がヴィンニキ/リヴィウ方向へのリアクティブ型UAVを警告した。リヴィウ市長アンドリー・サドヴィイは7時20分にドローン接近を、7時23分には市内到達を報告。防空部隊が市付近でこれを撃墜した。リヴィウでの死傷者・インフラ被害は報告されていない。これはリアクティブ型ドローンがリヴィウの領土に初めて直接到達したケースとされる。

同夜、ロシア軍はザポリージャをКАБ誘導爆弾で攻撃し、5階建て集合住宅のエントランスが破壊され、住民7人(子供3人を含む)が死亡、10人が負傷した。負傷者数は報道機関によって差があり、一方は14歳の少女と12歳の少年を含む11人と伝え、別の報道は10人としている。26棟以上の住宅建物が損傷。キーウ州では3人が負傷し、住宅と倉庫が被害を受けた。ルツク、ムィコラーイウ、イヴァーノ=フランキーウスクでも爆発音が報告された。

報道の食い違い

ザポリージャ攻撃の負傷者数について出典が分かれている。一方の集計では14歳の少女と12歳の少年を含む11人が負傷、もう一方では10人が負傷と報じられている。

背景

ロシアはより安価なデコイドローン(ジャガイガ、パラディヤ)と新型のジェット推進式(リアクティブ)シャヘド型ドローンを組み合わせてウクライナ防空を飽和させる手法をますます多用している。滑空爆弾(КАБ)は前線から後方の都市に至るまで住宅地に大きな被害を与える常套兵器となっている。10月10日の攻撃は大規模ドローン一斉攻撃と、ザポリージャやキーウ、イヴァーノ=フランキーウスク、リヴィウ、ルツク、ムィコラーイウ各州への別個の夜間攻撃が組み合わさった形となった。