ウクライナ、キーウのドニプロ川に代替渡河施設を建設へ─露ドローン攻撃で橋が被害
ウクライナのカラシニク復興・インフラ・運輸大臣は3日、キーウのドニプロ川沿いの橋がロシアのドローン攻撃で損傷した場合に備え、土盛り、ポンツーン渡河、急速組立式のコンクリート構造物などの代替渡河施設を建設する計画を発表した。作業はすでに開始されており、3か月以内に土盛りの建設が始まる見込み。大統領府で調整会議が開かれ、復興省、復興庁、軍、キーウ市当局が作業を分担している。
要点
- 復興・インフラ・運輸大臣のムィコラ・カラシニク氏がドニプロ川の代替渡河施設建設を発表した
- 即時対応として土盛りとポンツーン渡河の建設が始まっており、場所はすでに特定済み
- 土盛りの建設には最大3か月かかり、橋の処理能力の約半分を提供することを目指す
- 両岸を毎日約60万台の車両が利用しているが、露ドローン攻撃でピウデンヌィ橋が閉鎖、他の一部橋にも制限
- 長期的にはドニプロ川の下にトンネル建設も検討中だが、実現には数百億フリヴニャ規模の国際支援が必要
- 代替渡河施設の建設はキーウやドニプロ川に限定されず、ウクライナの他地域でも計画されている
なぜ重要か
ロシアによるキーウの橋へのドローン攻撃が現実化したことで、両岸を結ぶ交通インフラの脆弱性が顕在化した。1日約60万台の車両が両岸間を渡っており、1本の橋の閉鎖が都市機能に直結する。復興省が代替渡河施設の準備を公にしたことで、橋の被害が単発事案ではなく継続的な脅威として認識されていることが示された。長期的にはドニプロ川下のトンネル建設も視野に入るが、コストは数百億フリヴニャ規模に達するため、外国パートナーの支援が不可欠となっている。
何が起きたか
復興・インフラ・運輸大臣のムィコラ・カラシニク氏は3日、Suspilneへのコメントで、キーウのドニプロ川沿いの橋がロシアのドローン攻撃で損傷した場合に備えた代替渡河施設の建設計画を発表した。即時対応として土盛りとポンツーン渡河が選ばれ、建設場所はすでに特定されている。土盛りの建設には最大3か月かかり、既存の橋の処理能力の約半分を提供することを目指す。作業はすでに開始された。大統領府で開かれた調整会議では、復興省、復興庁、軍、キーウ市当局が作業を分担することが決定された。カラシニク氏は、橋への攻撃防止、防衛、迅速な修復、代替渡河施設の建設の4点を優先課題として挙げた。長期的にはドニプロ川下のトンネル建設も検討されているが、コストは数百億フリヴニャ規模となるため、外国パートナーの支援が不可欠とされる。最高会議運輸・インフラ委員会副委員長のヴォロディミル・クレイデンコ氏はNovyny.LIVEに対し、スラヴィティチ地下鉄駅からポシュトヴァ広場間のフェリー運航が可能との見解を示した。10月、ロシアはドローンによるキーウの橋への攻撃を開始し、ピウデンヌィ橋では交通が停止し、他の橋にも制限が課された。
背景
10月、ロシアはドローンによるキーウのドニプロ川沿いの橋への攻撃を開始し、ピウデンヌィ(南部)橋では交通が停止し、他の橋にも制限が課された。提案された土盛りの建設には最大3か月かかり、既存の橋の処理能力の約半分を提供することを目指している。最高会議のクレイデンコ副委員長は、フェリーが原理的にはスラヴィティチ地下鉄駅からポシュトヴァ広場まで、トラックや乗用車のために運航可能であるとの見解を示している。