ロシアのエネルギー施設攻撃でキーウなど4州で緊急停電、復旧後に計画停電へ移行
2026年9月30日夜、ロシアによるエネルギーインフラへの攻撃を受け、キーウ市およびキーウ州、チェルニヒウ州、ジトーミル州で緊急停電が実施された。ウクライナエネルギー省は同日水曜日に停電を報告し、復旧作業が続けられた。その後、キーウおよびキーウ州は緊急停電から安定化のための計画停電スケジュールへと移行した。
要点
- 9月30日夜、キーウ市、キーウ州、チェルニヒウ州、ジトーミル州で緊急停電が実施された
- 停電の原因はロシアによるエネルギーインフラへの攻撃
- ウクライナエネルギー省が同日夜に停電を報告し、復旧作業が進行中
- 大統領府技術顧問セルヒイ・ベスクレストノフ氏(コールサイン「Flash」)が、ジェット動力UAVに高圧送電鉄塔などを破壊する専用の集束切断弾頭(КРСН)が初めて使用されたと報告
- 緊急停電は解除され、キーウ市およびキーウ州では計画停電スケジュールが適用されている
なぜ重要か
ロシアによるエネルギーインフラへの攻撃は首都を含む4州で即時の停電を引き起こし、大勢の消費者に影響を及ぼした。さらに、送電鉄塔を標的とする新しいタイプの弾頭(КРСН)がジェット動力UAVで初めて使用されたとの報告は、ウクライナの電力網に対する脅威の質的な変化を示唆するものである。
何が起きたか
2026年9月30日夜、ロシア軍によるエネルギーインフラへの複数回の攻撃を受け、キーウ市、キーウ州、チェルニヒウ州、ジトーミル州で緊急停電が導入された。ウクライナのエネルギー省は水曜日の夜に停電の発生を報告し、緊急復旧作業が続けられた。キーウ市内では複数の地区で爆発音が確認され、電気と水道の供給が停止した。停電は送電管理者ウクレネルゴの指示によりDTEKが適用したもので、緊急停電の間は通常の停電スケジュールは適用されない。その後、状況が安定したことから、キーウおよびキーウ州では緊急停電から安定化のための計画停電スケジュールへ移行した。DTEKは住民に対し、チャットボット、ウェブサイト、「キーウ・デジタル(Київ Цифровий)」アプリを通じて停電スケジュールを確認するよう案内した。
背景
緊急停電は送電管理者ウクレネルゴの指示により実施され、通常の停電スケジュールに優先する。系統が安定化すれば、事業者は計画停電スケジュールに戻る。キーウ地域を主な供給区域とするDTEKは、「キーウ・デジタル」アプリ、チャットボット、ウェブサイトを通じて住民に停電スケジュールを周知している。