ロシア軍、ハルキウ州を24時間攻撃 民間2人死亡、スタジアムも損傷
ロシア軍が過去24時間にハルキウ市とハルキウ州21集落を攻撃し、2人が死亡、7〜8人が負傷した。負傷者には4人の子どもを含む。ハルキウ市内では9月26日、ロシア軍のFPVドローンがユーロ2012の試合会場にもなったOSKメタリスト・スタジアムを攻撃し、ファサードなどが損傷した。情報はオレフ・シンチェホフ・ハルキウ州軍政府長官が発表した。
要点
- 過去24時間でロシア軍がハルキウ市とハルキウ州21集落を攻撃し、2人が死亡
- 負傷者は7〜8人で、うち4人は子ども
- ピトムニク村近くで50歳男性が死亡、73歳女性が負傷
- シュビィ村とシンニェ村の間で別の50歳男性が死亡、16歳少年が負傷
- 9月26日、ロシア軍のFPVドローンがスラビツキー地区のメタリスト・スタジアムを攻撃し、ファサードが損傷
- ハルキウ州軍政府の長官オレフ・シンチェホフが情報を発表
- ロシア軍は1発のミサイル、3発のMLRS、1機のジェラン2型UAV、2機のモルニヤUAV、15機のFPVドローン、23機の未確認型ドローンを使用したとされる
- ハルキウ州ロゾヴァの中継避難所は過去24時間に合計185人を受け入れ、開設以来の登録者は62,012人
なぜ重要か
この攻撃は民間人、子どもを含む犠牲者を出した。さらに、ロシア軍はユーロ2012を開催した歴史的なスポーツ施設をドローン攻撃で損傷しており、フルスケール侵攻開始以来の前線接近により試合を開催できない状態にあるメタリスト・スタジアムが再び被害を受けた。報道では侵攻開始以来、ウクライナの88のスタジアムが損傷または破壊され、そのうち14が完全破壊されたとされ、スポーツ・市民インフラへの攻撃が継続していることが示されている。
何が起きたか
過去24時間にわたり、ロシア軍はハルキウ市とハルキウ州21集落に対する攻撃を実施し、ボホドゥヒフ、ハルキウ、チュフウイフ、クピャンスィク、イジュム、ロゾヴァの各地区で被害が報告された。オレフ・シンチェホフ・ハルキウ州軍政府長官によると、2人が死亡し、7〜8人が負傷(うち4人は子ども)。デフハチ市近郊ピトムニク村近くでは50歳男性が死亡し73歳女性が負傷。シュビィ村とシンニェ村の間では別の50歳男性が死亡し16歳少年が負傷した。レビアジェ村では13歳少年が負傷し、56歳男性、32歳女性、5歳と12歳の少年が急性ストレス反応を示している。イジュム市内でも60歳男性が負傷した。
ハルキウ市内ではシェヴチェンキウシクィ地区とスラビツキー地区がUAV(無人機)で攻撃され、廃墟となった建物とスタジアムが損傷した。9月26日には、ロシア軍のFPVドローンがOSKメタリスト・スタジアムを攻撃し、ファサードに被害が出た。このスタジアムでは死者は報告されていない。ロシア軍が使用した兵器は、1発のミサイル、3発のMLRSロケット、1機のジェラン2型UAV、2機のモルニヤUAV、15機のFPVドローン、23機の未確認型ドローンとされる。
ロゾヴァの中継避難所では過去24時間に185人が受け入れられ、開設以来の登録者は62,012人に上る。
ウクライナメディアの見方
提供された情報源はすべてウクライナ国内の報道機関(インターペクス・ウクライナ、LIGA.net/LB.ua、ウクルインフォルム、ZN.UA、НВ)であり、いずれも攻撃を「ロシア」または「ロシア占領軍」と表現し、ロシア軍を実行主体として明示している。情報源はオレフ・シンチェホフ・ハルキウ州軍政府長官を一次情報源としており、犠牲者を年齢・性別・居住地で個別に特定し、人的被害を詳細に報じている。さらに、メタリスト・スタジアム攻撃を、2022年2月24日以降にウクライナの88のスタジアムが損傷または破壊され、そのうち14が完全破壊されたとするより広範なスポーツインフラへの被害の中に位置付けている。地域ローカルな詳細(ロゾヴァ避難所、登録者数、各地区ごとの物的被害一覧)が重視されている。
報道の食い違い
ハルキウ州における過去24時間の負傷者数について、情報源間で食い違いがある。一部の報道では負傷者数を8人としており、その中にはイジュムで負傷した60歳男性が含まれている。一方、他の情報源では負傷者数を7人(うち4人は子ども)とし、別の事例として、ボリフシカ・フロマダのニジュチェ・ソロネ村で正体不明の爆発物の爆発により60歳男性が負傷したと伝えている。死亡者数(2人)については複数源で一致している。
背景
メタリスト・スタジアムは1926年に開設され、2009年に再建されたウクライナの主要スポーツ施設である。UEFA欧州クラブ選手権の試合、ウクライナ代表戦、2012年のUEFAユーロ2012本大会の試合を開催した。しかし、フルスケール侵攻の開始以降、同スタジアムは前線に近いことから公式なサッカーの試合を開催しておらず、メタリスト・ウジホロドでシェプネ27日にチェルニーヒウ戦を本拠地開催する予定だった。同じ年8月には、ロシア軍がオデーサのチョルノモレツ・スタジアムを攻撃し、屋根、ガラス窓、スタンドを損傷させた。
ハルキウはフルスケール侵攻を通じてロシア軍の攻撃対象となっており、ロゾヴァにある中継避難所は開設以来62,012人を登録し、過去24時間には185人を受け入れた。