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ウクライナ外相、ハンガリー首相の「カルパチア・エイト」拒否を批判―オルバーン政権との連続性を指摘

ウクライナのシドヒハ外相は、X(旧Twitter)への投稿で、ハンガリーのマジャル首相がウクライナ主導の地域協力枠組み「カルパチア・エイト」への不参加を表明し、ハンガリー国内でのウクライナ向け石油備蓄施設の建設も拒否すると発言したのに対し、「根拠なく対立的(безпідставно конфронтаційні)」と批判した。シドヒハ氏はマジャル氏の発言をビクテル・オルバーン元首相の「妨害と孤立」の政策の継続と位置づけ、これに対しマジャル首相とハンガリーのオルバーン外相がXで反論した。

要点

  • 9月22日、ウクライナのシドヒハ外相がXでマジャル首相の発言に反応した
  • マジャル首相は「カルパチア・エイト」へのハンガリーの不参加を表明、ウクライナ向け石油備蓄施設の建設も拒否すると述べた
  • シドヒハ氏はマジャル氏の発言を「根拠なく対立的」と批判し、オルバーン元首相の政策の継続だと指摘
  • ウクライナのナフトガスとハンガリーのMOLは、二国間覚書に基づき石油製品備蓄施設の建設で合意していた
  • マジャル首相とオルバーン外相はXで反論し、新政権はウクライナに「多くの善意の姿勢」を示してきたと主張

なぜ重要か

この応酬は、ウクライナ主導の地域協力枠組み「カルパチア・エイト」を巡る両国の公開外交衝突であり、ハンガリーの不参加表明が同枠組みの実行可能性と開放性に疑問を投げかけている。争いは地域協力に留まらず、ナフトガスとMOLの石油備蓄をめぐる二国間エネルギー協力の具体策にも及んでおり、シドヒハ氏がマジャル氏の発言をオルバーン時代の政策と結びつけたことで、ブダペストにおける連続と変化の認識という論点が浮上した。

何が起きたか

9月22日、ウクライナのシドヒハ外相は、ハンガリーのマジャル首相が「カルパチア・エイト」不参加とハンガリー国内でのウクライナ向け石油備蓄施設建設の拒否を表明したことを受け、Xで反応した。シドヒハ氏はマジャル氏の発言を「根拠なく対立的」と批判し、ハンガリーの拒否の理由はウクライナには不明のままだと述べた。「カルパチア・エイト」について、カルパチア地域の8か国間の発展・連結性・相互利益プロジェクトを推進する枠組みだと位置づける一方、石油備蓄をめぐる発言はナフトガスとMOLの二国間覚書に基づくエネルギー協力を危うくすると指摘した。さらに、シドヒハ氏はビクテル・オルバーン元首相の「妨害と孤立」の政策が「健在だ」と批判し、「オルバーン主義」は誰にも利益をもたらさないと述べた。対してマジャル首相とハンガリーのオルバーン外相はXで反論し、ハンガリーが事前協議なしに国際イニシアチブの参加者とされたことは「絶対に受け入れ難い」と主張、新政権はウクライナに「多くの善意の姿勢」を示してきたとした。

ウクライナメディアの見方

ウクライナの報道はシドヒハ氏の反応を中心に据え、ハンガリーの拒否を「対立的」で根拠不明、オルバーン時代の妨害と孤立の継続として描いている。ウクライナの報道機関はナフトガスとMOLの二国間覚書という具体的な懸案を強調し、ウクライナの立場を建設的な協力姿勢を示す側として位置づけている。

報道の食い違い

シドヒハ氏はマジャル氏の発言を「根拠なく対立的」であり、オルバーン時代の妨害政策の延長にあると主張。これに対しマジャル首相とオルバーン外相は、Xで主権と事前協議の原則を根拠に拒否を正当化し、新政権は「多くの善意の姿勢」を示してきたとしてオルバーン時代との類似性を否定した。また、ハンガリーが拒否の理由を明示していないとウクライナ側が述べる一方、マジャル氏は事前協議なしの参加表明を「絶対に受け入れ難い」とXに記しており、拒否の根拠について両国の認識に隔たりがある。

背景

「カルパチア・エイト」(別名「カルパチア統合」)は、ウクライナが主導し、カルパチア地域の8か国間の協力強化を目指す地域イニシアチブである。これと並行し、ウクライナのナフトガスとハンガリーのMOLは、ハンガリー国内にウクライナの需要向けの石油製品備蓄施設を建設する覚書を締結していた。ビクテル・オルバーン元首相は、ウクライナに対し妨害と孤立の政策を取っていたとされ、シドヒハ氏はマジャル氏の発言をその延長として位置づけた。