公開: · 更新:

ロシアの攻撃でテバのウクライナ倉庫が1日に2回被弾、負傷者なし

イスラエルの製薬大手テバのウクライナにある倉庫が、ロシアによる攻撃で1日に2回被弾した。テバ・ウクライナは従業員に負傷者がいなかったと発表し、ウクライナの患者が必要な医薬品にアクセスできるよう供給への影響を最小限に抑える措置を進めていると述べた。テバ・ウクライナはまた、民間インフラとウクライナの企業を破壊するロシアの攻撃を非難した。

要点

  • テバ・ウクライナは倉庫が1日に2回、ロシアの攻撃で被弾したと発表した
  • 従業員への負傷者は確認されていない
  • テバは医薬品供給への影響を最小化し、ウクライナの患者へのアクセス維持に努めているとしている
  • テバ・ウクライナは事業を継続していると述べた
  • テバ・ウクライナは民間インフラを破壊するロシアの攻撃を公に非難した
  • テバは1901年設立のイスラエル本社の製薬会社で、260以上の医薬品を製造し、ウクライナ市場には数百製品が流通している

なぜ重要か

テバは世界有数のジェネリック医薬品・オリジナル医薬品メーカーで、ウクライナ市場には数百製品が流通している。倉庫の被害は医薬品供給の安定性に直結する可能性がある。さらに今回の攻撃は、ロシアがここ数週間でウクライナの倉庫や民間物流インフラを継続的に標的としているパターンの一環であり、軍事的価値の低い民間施設への攻撃がウクライナの市民生活と経済に広く影響していることを示している。

何が起きたか

テバのウクライナ子会社の倉庫が、ロシアによる攻撃で1日に2回被弾した。テバ・ウクライナは声明で従業員に負傷者がいなかったことを確認し、被害状況の評価と医薬品供給への影響を最小限に抑える措置を進めていると表明した。同社はウクライナでの事業を継続するとし、ウクライナの患者が必要な医薬品にアクセスできるよう努める姿勢を示した。テバ・ウクライナはまた、市民を危険にさらし、民間インフラとウクライナの企業を破壊するロシアの攻撃を公に非難した。テバ・ウクライナは1901年設立のイスラエル本社テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズの一部門で、260以上の医薬品を製造し、ウクライナ市場にはSpazmalgon、Troxevasin、Hepabene、Decatylen、Dolobene、Almagel、Aleron、Olfenなど数百製品が流通している。

ウクライナメディアの見方

提供された情報源はいずれもウクライナ国内のメディアで、ウクライナ領土にある外国資本の製薬倉庫への攻撃を大きく報じ、市民インフラと医薬品供給への脅威を強調している。ウクライナの文脈では、この攻撃はここ数週間でウクライナの倉庫や民間物流施設が繰り返し標的となってきた一連の流れの中に位置づけられている。

報道の食い違い

出典によって攻撃の日付が異なり、ひとつは3月…ではなく8月3日(3 августа)とし、もう一方は9月3日としている。また、攻撃の性質についても、ある情報源は「ロシアの攻撃」と総称しているのに対し、別の情報源はロシアのドローンによるキウィ州への大規模なドローン攻撃の中で2回被弾したと具体的に記述している。

背景

テバ・ウクライナは、イスラエルに本社を置き1901年設立の世界的な製薬企業テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズの子会社である。テバは260以上の医薬品を製造しており、ウクライナ市場には数百の製品が流通している。今回の攻撃以前にも、ウクライナの主要な製薬・物流施設が被害を受けている。ボリスピリ地区の物流複合施設「HFC Biokon」が焼失し、キウィでは「Optima-Pharm」の倉庫が2025年10月のロシアの攻撃で焼失した。Optima-Pharmはウクライナの医薬品流通大手2社のひとつで、月間供給量の約20%を保管していたとされる。